痔の入院期間と治療法

治療に手術は必要か?

病院

結論から言うと、答えはNOです。必ずしも痔の治療に手術は伴いません。

とはいっても、全ての痔の疾患で手術が必要ではないというわけではありません。

痔の種類によって、そして重症度によっても変わります。また、手術に伴う入院期間も症状によって異なりますので、手術や入院期間について一概にはいうことはできませんが、だいたいの目安について各々、痔の疾患ページに記載しておりますので参考にしてみてください。

◆肛門にイボのようなものがある ⇒ イボ痔のページへ

◆肛門が切れて出血している ⇒ 切れ痔のページへ

◆肛門にできものができている ⇒ 痔ろうのページへ

※それぞれの痔の特徴や発生原因、治療方法や入院期間などについて記載していますので、症状に合わせたページをご覧ください。

肛門に異常を感じたら…

原因の説明者

「痔」と一言で表しますが、痔の疾患にもいくつかの種類があります。

主に3種類に分かれ、約8割がこのうちのいずれかであると言われています。

◆主な痔の疾患と割合

痔核(イボ痔)  50%

裂肛(切れ痔)  10%

痔ろう(あな痔) 20%

痔に限らず何事もそうですが、早期発見、早期治療が肝心です。早期に治療していれば比較的簡単に治癒させられるものでも、長期間放置することで重症化してしまう危険性があります。

もちろん、生活習慣に気をつけるだけで治癒するものもありますので、むやみに恐れる必要はありませんが、正しい知識をもとに判断し、必要と感じたら速やかに病院での診察を受けることを心がけて頂きたいと思います。

痔で診察を受ける際には肛門科に行くことになりますが、そこでは当然ながら直接お尻を見せることになります。恥ずかしさから躊躇してしまい、なかなか受診しないという人が見られますが、実際は診療時間はわずか数分間ですし、毎日多くの患者さんが受診している中の一人だと考えれば少しは気が楽になるのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、重症化する前に適切な処置をすることが肝要です。

痔の主な原因は?

◆痔の原因のほとんどは便通異常

・便秘:硬い便は、裂肛の直接の原因となりやすいだけではく、長時間いきむことによって痔核の原因ともなる。

・下痢:痔ろうの原因となる他、激しい水状の下痢は肛門への負担が大きく、裂肛の原因ともなってしまう。

※便の状況は、生活習慣によって大きく左右されます。痔の疾患の予防のためのも、規則正しい生活習慣を心がけたいものです。

◆職業病にもなりえる「痔」

長時間同じ姿勢を続けることも痔にはよくありません。立ちっぱなし、座りっぱなしで過ごすことが多い職業の人に痔の悩みを抱える人が多い原因もそのためです。また、冷えも痔には良くないため、冷房が効いた室内に長時間いる仕事をする人も同様に注意が必要です。

痔は生活習慣に気をつけるだけでかなり快方に向かいます。重症化するまえに、自分で痔の対策をしておくことが大切です。手術や入院を要するほど悪化させると後が大変です。⇒自分でできる痔のセルフケア方法