病院を訪れる決心をした日

決断の日

決断。それはまさに決断だった。大げさな表現かもしれないが、少なくとも自分の中では大きな決断であった。病院でお尻の穴を見せるということは、完全服従、「もう、どうにでもしてください」という心境になることは容易に想像できた。

そこまで決断させるほどに症状が尋常ではなかった。尻を接して座ることもできず、尻の両側にタオルを敷いて肛門を浮かせて座る他ないほど、肛門の腫れがひどかった。

排便後も髪で拭くこともできず、ウォッシュレットの水圧を最小にしてさえ痛みが伴うほどだった。しかも、回復する見込みどころか、日毎に悪化していくように思われ、さすがに受診すべきではないだろうかという思いにかられた。

今までにもイボ痔になったこおてゃ数回あり、市販の塗り薬で収めてきた経験があるが、イボの大きさは過去最大、痛みも最大、そして更に症状は進行中だからだ。

また、受診さえすれば意外にもあっさりと治るだろうという甘い期待感も受診の決断を後押しさせた。

かくして、肛門科の門を叩いたわけだが、受診には思ったほどの苦痛を与えるものではなかった。

「汚いところをお見せしてしまい申し訳ございません。」という思いこそあれ、恥ずかしさや屈辱感は不思議と感じなかった。きっと様々な配慮がなされているのだろう。

診察に欠かせない触診は肛門に指を入れるため、「悶絶!」とまではいかないものの、冷や汗をかくほどの衝撃があった。

とはいっても、わずか数秒のことである。大したことではない。念のため、これから肛門科へ行く方のために言っておきます。

受診の結果、肛門周囲膿瘍ということであった。構成物質で炎症を抑えることで経過を見ることになった。

次は

患部は